パンのためならボルトに勝てる!?「パン食い競走」の必勝法とは?

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“ぽっちゃり男子”でもパン食い競争でヒーローになれる!

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日頃、会社では”ビッグボーイ”として知られている新入社員の私ですが、そんな”ビッグ”な身体を持つ私がようやく「良い所を見せる」チャンスが訪れました。
“ビッグな新入社員”である体重100Kgオーバーの私が活躍出来る晴れの舞台、それは「社内運動会」です。
現在は会社の運動会を始めとして、慰安旅行やレクリエーション、ハイキングなど、以前は当たり前のように日本の会社で催されていた様々な行事の数々が縮小または消滅していく中、私が勤めている会社では未だに(良い意味で)「社内運動会」を実施しているのです。
「社内運動会」と言っても、実際は会社の中で行うのではなく、関東地方の郊外にある競技場を一日借り切って会社の運動会が催される事となりました。
その会社の運動会では、なんと私が夢にまで見るほど一度やってみたかった「パン食い競争」が競技のラインナップにある、という事を知り、早速「パン食い競争」で活躍する為の秘策を練ってみました。

パン食い競争は意外と奥が深かった!

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会社で催される運動会に「パン食い競争」が競技としてラインナップされている事を知った私は、運動会の1ヶ月前から「パン食い競争」に勝つ為の「秘策」を考え始めました。
「パン食い競争」に勝つ為の「秘策」を朝起きてから夜布団に入って寝るまでの間、ずっと考えてみた結果、2つの「秘策」を練る事が出来ました!
私が考えに考えて編み出した「パン食い競争」の「秘策」、それは・・・
「パン食い競争ではパンを食べる直前にペースダウンする事」

「パン食い競争のパンは袋のはじっこをかじる事」
でした。
これは、私と同じく100Kgオーバーの体重で現在は保育士として働いている”ぽちゃかわ”女子の友人に聞いて判った事なのですが、彼女はかつて小中高の一貫高に通っており、その時に毎年運動会で行われた「パン食い競争」で常に上記の「秘策」を実践する事で1位を獲得していたそうです。
そんな心強い友人からのアドバイスを得て、私の「パン食い競争」に対する期待と胸の高まりは頂点に達し、後は運動会当日を待つのみとなりました。

まさかの展開?!「パン食い競争」には思わぬ「伏兵」が潜んでいた!

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* Photo’s Cafe *より引用

「パン食い競争」の”クィーン”である”ぽちゃかわ女子”の保育士の友人女性から「パン食い競争」の「秘策」を授かった私は、満を持して会社の運動会に臨みました。
会社の運動会では、普段私が気になっていた受付嬢の女の子も応援席に座り、「がんばれ~」などと可愛い声で社員の皆さんを応援しています。
私はがぜんやる気がわいてきました。
そして私がエントリーしていた「パン食い競争」の時間となり、とうとう戦いの火蓋は切って落とされました。
元々走る事は苦手な私は、スタートダッシュ、そしてパンが吊るされているポイントまでは遅れを取り最下位だったものの、予想していた通り、他の走者が全員パンが吊るされている箇所でパンを上手くくわえる事が出来ず、立ち往生しています。
「しめた!」
私は心の中でほくそ笑みながら、悠然と「秘策」を吊るされているパンの前で実行し、見事1番速くパンをくわえて走り出す事が出来ました。
「勝った!」
そう思いながら吊るされているパンをくわえられずに悪戦苦闘している他の走者の人達を尻目に悠然と独走してゴールラインに近づいた時、アクシデントは起きたのです。
ポトッ
そうです。
日頃から食べ物を口にする時には異常なまでに「よだれ」が出てしまう体質の”食欲が中学生並に旺盛”な私は、パンをくわえた瞬間から「よだれ」が口から止まらなくなるほど出てきてしまい、とうとうゴールラインの前でよだれまみれになったパンが袋ごと落ちてしまったのです。
何という事でしょう。
落ちたパンを口でくわえようと私があたふたしているその脇を駆け抜けてゆく他の走者の人達・・・
私がやっと落ちたよだれまみれのパンをくわえる事が出来てゴールした時には後ろには誰も走者の人は居ませんでした。
最下位です。
私はよだれと涙でぐちゃぐちゃになった顔を誰にも見せまいと、一人静かに観客席に戻り、「ふうーっ」とため息をついてタオルで顔を覆いました。
泣き顔を他の人に見せたくなかったからです。
ひとしきり泣いて、涙を拭いた私の前に立っていたのは、課長でした。
「さっき、パンが落ちた時にお前口で拾おうとしていたけど、ああいう時は別に手で拾って口にくわえ直せば良かったんだ」
課長はそう教えてくれましたが、茫然自失の状態の私は「ああ・・・そうなんですか」と返すのが精一杯でした・・・
来年の「パン食い競争」では、よだれを出さない方法について考えてから出場したいと思います。
アイキャッチ画像:くろくろレオンより引用