“キムワイプ”を美味しく食べる方法を本気出して考えた

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理系の中でも特に実験系の皆さんには馴染み深い「キムワイプ」。

幅広く使えるティッシュの亜種のようなもので、これで鼻をかむとメチャクチャ痛かったり、キムワイプの箱を使った卓球競技が存在したりと話題の尽きない存在なのだが、食用としても人気がある。

唯一知っている化学っぽい言葉が「塩化ナトリウム」なド文系……というか理系文系以前の問題な私だが、そんなに美味しいというのなら食べない手はない。任せておけ、食に関する探究心だけは一級品だ、これを機にキムワイプの錬金術士と呼んでもらおう。

伝説はここから始まった

そもそもキムワイプが食べられるようになったきっかけは、2013年に公開された「キムワイプ食った」というタイトルのブログ記事。一部のアバンギャルド美食家たちがティッシュを食べていたのに触発されてキムワイプに手を伸ばしたらしい。

この記事では栄養ドリンクと混ぜて飲むレシピと寿司ネタ代わりにシャリに乗せるレシピが紹介されている。

今回は先駆者が遺してくれた貴重なレシピを参考に、更にワンステップ上のキムワイプ料理を目指すことにする。

ステップ1.オードブル風

というわけでキムワイプを買ってきた。ホームセンター等で売っていると聞きティッシュコーナーを探しまわったのだが、発見されたのは工具コーナーだった。話が違うぞ。

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お値段200円。ティッシュとしても食材としてもお高めである。早速これを調理していくのだが、まずは素材の味を確かめないことには始まらない。というわけで、軽くオードブルを作ることに。

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ミニトマト(北海道産)

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生ハムロース(讃岐海水塩使用)

トマトを軽く洗ってお弁当用のピックで刺すだけ。簡単に作れてどことなくお洒落なオードブルの完成だ。

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手軽さ:★★★★
味:★
総合難易度:★★

当然だが、肉とトマトに挟まれた只のティッシュである。鼻セレブ等の高級ティシュはそこはかとなく甘いのだが、実用性を突き詰めているのかはたまた工具コーナー出身だからなのか、キムワイプは甘くない。そしてメチャクチャ硬い。一枚を小さく折ると硬すぎてそもそもピックに刺さらないので、作る際は予めキムワイプを小さく裂いてから折る必要がある。

とはいえ食材を買ってきて串刺しにするだけなので、ズボラさんでも簡単にキムワイプを楽しむことができる、いわば入門者向けのレシピである。

ステップ2.おひたし

オードブルを食べて「キムワイプは味がなくてとても硬い」ということが分かったので、その2つの短所をカバーできる料理に挑戦することにした。おひたしである。

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細切りにしたキムワイプを

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結んで端を切り落とす。切り落とした端の部分は串刺しにしてオードブルへ再利用できる。さすがキムワイプ、実用性はピカイチだ。

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慣れてくるとチョウチョ結びなんかもできるようになる。かわいいね。

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醤油、めんつゆ、だしと共に容器に入れて3時間ほどひたす。完成品がこちら!

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パッと見なんだかわからないので美味しそうにも見える。

手軽さ:★★
味:★★★
総合難易度:★★★

結び目が硬い。

流石にキムワイプといえど3時間も浸したら崩れてしまうかもと踏んで結んだのが完全に裏目に出た。味は普通である。醤油とめんつゆとだしの味だ。時々繊維っぽいものが舌に触るが、それを無視すれば凄く硬いおひたしとして楽しめそうだ。

ステップ3.煮物

キムワイプはひたしても硬いということが分かったので、今度は煮てみることにする。

とはいえそのまま砂糖と醤油で煮ても恐らく味がしないであろうと思われるので、今回はこいつと一緒に頑張ってもらうことにした。

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京都では「おあげさん」とも呼ばれ崇拝の対象となっている油揚げだ。個人的な経験則で言わせてもらえば、油揚げはとてもおいしい何と合わせてもうまい。きっと油揚げとキムワイプのタッグなら新たな世界を見せてくれるはずだ。

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半分に切った油揚げを裂いてポケットを作り、

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キムワイプを入れる。出処のわからない罪悪感にさいなまれる。

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醤油、砂糖、みりん、酒などと一緒に鍋に入れて弱火で20分ほど煮込む。なんだか美味しそうな匂いが漂ってきた。これはもしや……?

\いただきます!/

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……

…………

硬ぇよ!!!!!!

引き裂き、3時間浸し、挙句の果てには20分煮込んだのにまだ硬い! でも普通に味はしみてて美味しい

おひたしの時はちょっと味が濃すぎる感じがあったのだが、今回は油揚げに優しく包まれていたお陰か丁度よく甘しょっぱい味がついている。

手軽さ:★
味:★★★★★
総合難易度:★★★★

20分ほど火をかけたままにする必要があったり、お揚げをポケット状にするのが地味に難しかったりと難易度は高いが、キムワイプ好きなら是非試してもらいたい逸品に仕上がった。

ごちそうさまでした

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というわけで作ったキムワイプ料理は全て完食。明日お腹を下さないか少しだけ恐ろしくもあるが、キムワイプはおいしく食べられないこともないということが証明できた。

因みに残ったキムワイプはキッチンの片付けに大活躍してくれた。

キムワイプ最高! キムワイプおいしい!!